主人が亡くなってから、私は、
自分の生きている意味を凄く考えるようになりました。
辛い経験をして、重い十字架を背負い、
もう一人の自分が後ろをくっついてくる感覚。
幸せになってはいけないと言っている自分と
幸せになりたいと思っている自分。
常に戦っているような気がします。
でも、どうにか幸せになりたがっている自分が勝っている。
時々、楽しんでいる姿を見られている気がして
自分だけ楽しんでいていいのかわからなくなります。

前向きになるって結構難しいことなんだなと。。。

常に”死”が頭の中にいて、怖い時もあります。
実は、高校生の時にも身近な人を亡くした経験があります。
大好きな人だったから信じたくない気持ちでいっぱいで
その人の家に行っても眠っているようですぐにでも
目を覚ましてくれそうな顔をしていたのをはっきり覚えています。
身内ともまだ死別した経験がなかったので
大切な人とのお別れはこれが初めてでした。

あれから約10年、今度は旦那の死。
私の人生って本当に何なんだろうと思います。
だけど負けないように頑張るしかない。
下を向いてちゃ虹を見つけることができない。

これだけの辛い経験を2回もしているので
小さな幸せを知ることだってたくさんあります。
綺麗な空を見るだけでも幸せです。
辛くなったら空を見上げるのが私にとっての最高の抱擁。

立ち止まっているのはもう止めにして前に進もう。
仕事して子育てしてたら、慌ただしい日々が
私の心を埋めてくれるんじゃないかな。きっとね。
忘れるわけではないけど、少しだけ閉まっておく感じ。
忘れるのは、まぁないと思うけどね。
こんな別れ方するなんて思ってもみなかったから。(笑)

前を向くためには大事なことだと思う。
明日も笑って過ごそう。